目次
防火服等の自主基準(2017)一覧
基準番号 | 防火服等の種類 | 基準の名称 |
---|---|---|
JFCE 0010 - 2017 | 防火服 | 防火服の技術上の基準 |
JFCE 0020 - 2017 | 防火帽・しころ | 消防用ヘルメットの技術上の基準 |
JFCE 0030 - 2017 | 防火手袋 | 防火手袋の技術上の基準 |
JFCE 0040 - 2017 | 防火靴 | 防火靴の技術上の基準 |
JFCE 0050 - 2017 | 防火フード | 防火フードの技術上の基準 |
JFCE 0060 - 2017 | 活動服 | 消火活動服の技術上の基準 |
防火服の技術上の基準
種別 | 内 容 |
---|---|
AA | 火災発生建物内に進入する消防活動に用いることができるもので、特に厳しい火災環境において使用するもの |
A | 火災発生建物内に進入する消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもの |
B | 火災発生建物外での消防活動やその後方支援等を行う場合に用いることができるもの |
- AA種は、ISO 11999-3-2015(PPE for firefighters -Test methods and requirements for PPE used by firefighters who are at risk of exposure to high levels of heat and/ or flame while fighting fires occurring in structures – Part3: Clothing)に規定される「level 2」に相当し、その性能機能等はNFPA(National Fire Protection Association:全米防火協会規格)に準じている。
- A種は、ISO 11999-3に規定される「level 1」に相当し、その性能機能等は、EN(European Standards:欧州統一規格)に準じている。なお、A種は、「個人装備のガイドライン(2017.3)」に掲げられている防火服に求められる性能等に適合するものである。
- B種は、火災発生建物外など火災により直接、火炎や放射熱を受けることが少ない場所等において使用することを想定したものであり、A種に準じた性能機能等を有する。
消防用ヘルメットの技術上の基準(防火帽・しころ)
種別 | 内 容 |
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AA | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、特に厳しい火災環境において使用するもの |
A | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもの |
AB | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもの |
B | 火災の建物外での消防活動やその後方支援等を行う場合に用いることができるもの |
- AA種は、ISO 11999-5-2015(PPE for firefighters -Test methods and requirements for PPE used by firefighters who are at risk of exposure to high levels of heat and/ or flame while fighting fires occurring in structures – Part 5:Helmets)に規定される「Type 2」に相当し、その性能機能等はNFPA 1971-2013( Standard on Protective Ensembles for Structural Fire Fighting and Proximity Fire Fighting)に準じている。
- A種は、ISO11999-5に規定される「Type 1」に相当し、その性能機能等は、EN 443:2008(Helmets for fire fighting in buildings and other structures)に準じている。
- AB種は、「個人装備のガイドライン(2017.3)」に掲げられている防火帽に求められる性能等に適合するものである。
- B種は、火災等により直接、火炎や放射熱を受けることが少ない場所等において使用することを想定している。
防火手袋の技術上の基準
種別 | 内 容 |
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AA | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、特に厳しい火災環境において使用するもので、耐水性を有するもの |
A | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもので、耐水性を有するもの |
AB1 | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもので、耐水性を有するもの |
AB0 | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもので、耐水性を有さないもの |
B | 火災の建物外での消防活動やその後方支援等を行う場合に用いることができるもの |
- AA種は、ISO 11999-4-2015(PPE for firefighters -Test methods and requirements for PPE used by firefighters who are at risk of exposure to high levels of heat and/ or flame while fighting fires occurring in structures – Part4: Gloves)に規定される「Type 2」に相当し、その性能機能等はNFPA 1971-2013(Standard on Protective Ensembles for Structural Fire Fighting and Proximity Fire Fighting)に準じている。
- A種は、ISO 11999-4に規定される「Type 1」に相当し、その性能機能等は、EN 659-2003( Protective gloves for firefighters)に準じている。
- AB1種は、「個人装備の旧ガイドライン(2011.3)」に掲げられている防火手袋に求められる性能等に適合するものであって、防水性を有しているものである。
- AB0種は、「個人装備の旧ガイドライン(2011.3)」に掲げられている防火手袋に求められる性能等に適合するもの(防水性を有していない。)である。
- B種は、火災等により直接、火炎や放射熱を受けることが少ない場所等において使用することを想定し、A又はABに準じた性能機能等を有する。
防火靴の技術上の基準
種別 | 内 容 |
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AA | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、特に厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもの |
A | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもの |
B | 火災の建物外での消防活動やその後方支援等を行う場合に用いることができるもの |
- AA種は、ISO 11999-6-2015(PPE for firefighters -Test methods
and requirements for PPE used by firefighters who are at risk of exposure to
JFCE0040-2017 high levels of heat and/ or flame while fighting fires occurring in structures – Part6: Footwear)に規定される「性能レベルA2」に相当している。 - A種は、ISO 11999-6に規定される「性能レベルA1」に相当している。
- B種は、火災等により直接、火炎や放射熱を受けることが少ない場所等において使用することを想定し、A種に準じた性能機能等を有する。
2 防火靴は、その構造により、次のように区分する。
区分 | 内 容 |
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革製 | 甲被を革製とし、表底などはその他の材料(ゴム等を含む。)から造られる靴 |
ゴム製 | 全体がゴム又はその他の高分子化合物で造られた靴 |
- 革製は、ISO 11999-6に規定されるクラスⅠに相当する。
- ゴム製は、ISO 11999-6に規定されるクラスⅡに相当する。
防火フードの技術上の基準
種別 | 内 容 |
---|---|
AA | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、特に厳しい火災環境において使用するもの |
A | 火災の建物内での消防活動に用いることができるもので、厳しい火災環境において使用でき、かつ、活動のしやすさを重視したもの |
- AA種は、ISO 11999-9-2016(PPE for firefighters -Test methods and requirements for PPE used by firefighters who are at risk of exposure to high levels of heat and/ or flame while fighting fires occurring in structures – Part9: Fire hoods)に規定される「FH 2」に相当している。
- A種は、ISO11999-9に規定される「FH 1」に相当している。
消防活動服の技術上の基準
種別 | 内 容 |
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A | 耐炎・耐熱性能を有し、主として極めて燃えにくい材料で造られ、かつ、熱による収縮率が5%以下であるもの |
B | 耐炎・耐熱性能を有し、主として燃えにくい材料で造られ、又は、難燃処理がされたもの(生地、完成品などに後加工したのものを除く。)で、かつ、熱による収縮率が7%以下であるもの |
JFCE [ Japan Fire Fighting Clothes Equipment Association ]
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